先輩インタビュー
  • 卒業生

看護の経験を下地に
高度な医学を学べる

谷田 真一さん

看護師歴5年で入学

プロフィール
入学年:2012年
現在:藤田医科大学病院の心臓血管外科にて診療看護師(NP)として勤務
谷田 真一さんが学生に講義をしている様子

入学したきっかけは?

医師の指示を待つのではなく
より迅速に対応できる看護師へ

当時はICUで勤務しており、大学時代の卒論担当の恩師が声を掛けてくれたのがきっかけでした。ベッドサイドで看護を行うなかで、よりタイムリーに処置や薬の調節ができる看護師を目指したいと考えて入学しました。

 

当時はまだ特定行為などの概念も出てくる前でしたが、いつかは大学院で学びたいと考えるなか、当分野が掲げるコンセプトと自分が思い描く理想のキャリア像とマッチしたのが一番の理由ですね。

谷田 真一さんが学生に器具の扱い方を説明している様子

本学で学ぶことの魅力は?

看護の知識をベースに
高度な医学知識を修得

特定行為にこだわるのではなく、患者さんの治療全体を見ていこう、退院に向けてやるべきことを行おうというスタンスで、看護の枠を超えて幅広く治療について学べるのが特色だと感じています。

 

すでに看護の知識・経験を備えている前提で、第一線の医師から医学教育を受けられるのが魅力ですし、診療看護師(NP)が当たり前にいる環境で活躍する医師から指導を受けられるのが大きな違いだと思います。

学校生活での苦労は?

手探りのものが多いなど
一期生ならではの苦労も

私が学んでいた時には、まだまだ手探りの部分が多く、実習先でも「何を教えればいいのか分からない」と言われることも。現在ではこうした状況も解消され、充実した学びを提供できる体制が構築されています。

 

逆に言えば一期生だからこそ、やる気に満ちた同期が集まっていたと思います。個性が強いメンバーでしたが、同じゴールに向けて互いに切磋琢磨しながら学べたことは大きな財産になっています。

谷田 真一さんが学生に個別で指導している様子

診療看護師になっていかがですか?

医学的な治療に介入し
治療全体に幅広く関わる

実際には、大学院に入学した時のイメージとは異なる働き方をしています。医学的な治療介入がメインとなり、看護業務からはほとんど離れています。心臓血管外科の手術助手から病棟管理まで、ピンポイントの処置ではなく全体を俯瞰しながら介入していく。チーム全体の潤滑剤として役割を担っている感じですね。

谷田 真一さんが講義で学生と会話している様子

進学を検討している方にアドバイス

与えられる学びだけでなく
主体的に勉強して欲しい

私たちが学んでいた頃とは違い、法律も制定されるなど、診療看護師(NP)がより一層活躍するための素地が整備されつつあると感じています。とはいえ、いまだパイオニアの立場であることには変わりありません。既存のレールを歩くのではなく、自分で切り拓いていく気概を持って取り組んで欲しいです。

谷田 真一さんが講義で学生に手本を見せている様子

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